和裁のお鏝(コテ)メーカー、タキイさんが廃業!?

 

ツイッターである方の投稿を見て知りました。

写真のお鏝、和裁を志した者であれば

お世話になったはずです。
 
 
 
1回購入すれば一生物の道具です。

それくらい、壊れなく必需品です。
 
 
 
昔の道具は、本当に良い物が多いです。

少し調べましたら

このお鏝の、電気釜が貴重でして

壊れない道具という事で

廃業という結果になったようです。
 
 
 
ツイッターではコメントに

他の道具(コンセント付のミニアイロン)

で代用できないのか?

というコメントがありました。
 
 
 
鏝部分が鉄の塊です。

その為、程よい重さがあります。

そして先端はヘラになるのです。

印付けに重要な部分です。
 
 
 
袷(裏付)の着物は、着物を吊るしたとき

袋が入っていてはいけません。

仕立てる途中の工程で

着物を吊るし、袋が入っていないか

裏と表との生地のバランスが良いか

チェックします。
 
 
 
その工程で、織り糸1本、裏地を縮める

または裏地を出すなどの作業を行います。

その為、コンマ何ミリの調整が必要になります。
 
 
 
当然、良い仕事を行うためには

最初のヘラ付けが重要になるので

アイロンで代用などトンデモナイのです。
 
 
 
*****
 
 
 
私が高校卒業後、行った奈良の学校は

非常に厳しいところでした。

(あらゆる意味で)

納期も厳しく、お鏝の扱いも・・・

それでも、壊れ知らず。
 
 
 
和裁をする者にとって必需品であるお鏝

私もその頃、学校で購入しました。
 
 
 
今でもアイロンは

大きな面積が必要な時に使用するくらいで

ちょっとした物を作るには

このお鏝が使いやすいです。
 
 
 
「祈り」の手まりを作った時

アイロンペーパーを

経文1行ごとに貼りました。
 
 
 
その時も大活躍してくれたお鏝です。
 
 
 
このお鏝があったからこそ

「祈り」の手まりも作ろうと思えたのです。
 
 
 
*****
 
 
 
このお鏝でないとお裁縫の仕事が

スムーズには進みません。

窯にお鏝をさして置き

常に程よい温度に保たれています。
 
 
 
縫って、お鏝をかけます。

使用後は窯に戻します。
 
 
 
コンセント付の物はコードが邪魔になります。

また、置き場所にも悩みます。

お鏝は窯に収まっているからこそ

非常に使い勝手が良いのです。
 
 
 
コンテント付のお鏝では

使い終わって、次の使用までの間

どこに置こうか悩みます。
 
 
 
しかし、時代の流れで

和裁をする方が激減しています。

着物を愛する人も激減とか。
 
 
 
何とも寂しい時代になりました。
 
 
 
私が子供の頃

明治は遠くなりにけり

という言葉を聞きましたが

昭和は遠くなりにけり です。
 
 
 
*****
 
 
 
江戸小紋を作る職人さんが

技術を伝えるのが難しいと言っていたそうです。
 
 
 
あれは簡単に言えば、型染めになります。

ステンシルと同じなのです。
 
 
 
そして特殊な和紙を油紙に加工します。

その和紙をナイフで切り、型を作ります。
 
 
 
油紙を作る職人さんが廃業。

ナイフを作る職人さんも廃業・・・
 
 
 
日本の伝統物は細かな分業制で成り立ってきました。

1か所無くなると、全てが成り立たなくなります。
 
 
 
お鏝の会社が廃業し

とうとう着物を縫うにも厳しい時代が来たのか・・・

そんな思いです。
 
 

 
 
母の遺品の中に

このお鏝のみがありました。

私は先日、処分してしまいました。
 
 
 
実は母が持っていた物は

炭火の中に入れて使う物でした。
 
 
 
つまり、窯とお鏝が合わないと

熱伝導がうまくいかないので

使い勝手が悪いのです。
 
 
 
その為、処分したのですが・・・

このお鏝、窯とセットになってこその物なのです。
 
 
 
廃業を知り、寂しくなったな・・・

という思いが強くなったニュースでした。

 

 

 

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