「手まりの遊び方」タグアーカイブ

手まりの使用目的と遊び方


★手まりって何に使うの?


 

先日、ある方に

初めて見た!

これは何に使う物なのか?

 

このように言われまして

正直なところ、あぁ、そういう時代になったのか・・・

これが私の率直な感想でした。

 

では、私自身、それに明確に答えられるのか?

自分自身に問いかけたとき

正直、あいまいな答えしか自分の中から

引き出すことが出来ませんでした。

そこで、記憶の回廊をめぐる事になったのです。

 

私が知っている手まりは飾り物としての手まりです。

私が持っている、母や祖母の手まりは

古いデザインが多く、伝統の物が主流です。

 

しかし、私が知っている時代(昭和45年以降)には

手まりは民芸品、飾り物としての手まりで

本来の目的は既に失われていました。

 

お雛様と一緒に飾ったり

人生の節目にお祝いとして贈られたりしていましたが

使用方法としては、インテリア小物

飾り物としての手まりになっていました。

 

昭和50年ごろから母たち世代でブームが再燃し

超絶技巧と呼びたくなるような

非常に凝った模様を作る方が増え

手まりのデザインが大きく変化しました。

 

しかし、同時に模様を作ることに主力が置かれ

昔ながらの土台作りの技術は急速に失われていきました。

 

平成になり、『讃岐かがり手まり』が

NHKの手芸雑誌で紹介され

ブームが再燃しました。

『讃岐かがり手まり』は昔からの

籾殻(もみがら)の土台で作られています。

 

その一方で、飾り物としての手まりの他に

小さく作って、ストラップ、キーホルダー

アクセサリーに使うという人も居ます。

 

時代の移り変わりに伴い

さまざまな楽しみ方をするのは良いことだと

私も感じています。

 

でも、やはり、元々の手まりの楽しみ方

目的、それらも伝えていきたいと

非常に強く感じています。

 


★古い時代の、手まりの使用目的


 

私が作る手まりは

『糸かけ まり』という種類になります。

この手まりの作り方が確定したのは

江戸時代のころと言われています。

 

御殿女中の間で広がり

その人たちがお正月休みに実家に帰ったとき

周囲の人に伝えたのが始まりと言われます。

 

庶民に広がったのは明治の頃です。

科学染料が普及し、庶民でも

多くの色糸を自由に使えるようになりました。

 

そして、伝統の模様には

数多くの祈りを込めた模様や

魔よけの模様が伝えられています。

 

手まりは少女のおもちゃとされていますが

遊び方は非常におとなしく

室内で座り、手まりを空中に投げ

それをキャッチするもの。

手の中で、まりを転がし手触りを楽しむものです。

 

つまり、このような楽しみ方をするためには

適度な硬さと重さが必要で

模様を作る糸にもそれなりに

こだわる必要があります。

 

私はこの楽しみ方を知ったとき

模様の糸で化繊の糸と、金銀の糸を使う事をやめました。

手触りの良い、木綿と絹の糸だけを

模様に使うようになりました。

 

私の手まりをご購入いただいた方からは

適度な重さと糸の手触りが落ち着く

このように言われています。

 

もしかして癒し系グッズとして使える???

とも思いましたが

作品のデザインにより手触りは変わってきますし

すべての方に効果が保障できるものでは無いので

作品の販売ページなどには

そういう記載を一切していません。

 


★手まりの隠された役割


 

私は二人の人から別々に

手まりのお話を伺う機会がありました。

そこで手まりの隠された役割を知ったのです。

そしてそれまで疑問に思っていた事も

全てが納得できました。

 


★お守りとしての手まり


 

手まりの模様には祈りが込められた模様が

数多くあります。

そして私の知り合いは

子供の頃、ある人からその毬をもらったと言うのです。

 

彼女に毬をくれた人が言った事は

この子がもし無事、所定の年齢まで生きれたなら

その毬を持って私のところへ来なさい。

 

このように言われたそうです。

彼女は目が不自由でしたので

細かい模様や、色はわからないと言いました。

でも、大きな花模様だったと言います。

 

彼女が当時住んでいた地域からおおよその

模様の種類が特定できました。

 

 

そして彼女は、無事所定の年齢になったので

その毬を持ってその人の所へ行ったそうです。

その毬は、目的を終えたとして

儀式的手順で燃やされたと言います。

 

彼女が私の初めての手まりのお客様でした。

子供の頃の手まりが忘れられなくて

私の手まりをご購入くださいました。

 

彼女から多くの事を聞き

手まりの土台の中に仕込まれていたものを

推測することが出来ました。

 

民芸品の幼女のお人形に

大事そうに手まりを持った物がありますが

色鮮やかな手まりは少女の宝物であった

と推測することができます。

 

またお守りとしてその少女に贈られたものであれば

尚のこと非常に大切なものだったとも

推測することが出来ます。

 


★思い出としての手まり


 

これはあるお婆さんの話です。

そのお婆さんから手まりを貰ったという人から

お話を聞きました。

 

そのお婆さんはある人のところに

自分の作った手まりを持ってきたと言います。

 

そして、私がいなくなったら

この手まりを土に埋めてください。

そのように言ったそうです。

 

手まりを振るとカラカラ音がして

何かが入っていることがわかったそうです。

そのお婆さまが亡くなったと聞き

言われたとおり、手まりを埋めたら

植物が生えてきたと。

 

 

何かの種が入っていた事は間違いないのですが

その種が何だったのか?

植物に関心の無い人でしたので

そこまでは、わかりませんでした。

 

しかし、姫様が亡くなったとき

姫様が大切にしていた手まりを庭に埋め

やがて植物が芽吹き、姫様をしのぶのだと

その時、教えていただきました。

 

記録に残っているものでは

小豆を入れて音を出すという記録が残っています。

 

 

 

【お知らせ】七原園美が教える、初心者でもできる・てまりーねこ式 “手まり講座”が開講しました。
https://www.facebook.com/sonomi.nanahara

お気軽にお問い合わせください。

banner_b

 

にほんブログ村 ハンドメイドブログ てまり手芸へ
にほんブログ村

にほんブログ村 ハンドメイドブログへ
にほんブログ村

 

芸妓さんの写真に、私の手まり、使って頂きました

少し前にアマゾンからのお買い上げで

京都へ手まりを発送しました。
 
 
 
2日ほど前にインスタグラムで

イイネを頂いた方にイイネを返しに行きました。

そしてびっくり!
 
 
 
芸妓さんの写真の中に

私が作った手まりが!

自分で作ったものはどこにあっても

すぐにわかります。
 
 

 
 
アマゾンに出店して

それまでと大きく変わったことは

企業さんからのオーダーが増えたことです。
 
 
 
個人の方でも楽天とアマゾンしか使わない

という方も多いですから。
 
 
 
個人名でご購入された場合は

その方がどういう用途で手まりを必要とされたのか

これがわかりません。
 
 
 
私は通常サイズの場合(直径6-12cm)

インテリア小物として出品しています。

アマゾンは民芸品扱いです。
 
 

 
 
手まりの模様としては祈りをこめた模様もあります。

もちろん、それらの手まりは

古い時代、お守りとして使われたこともあります。

今流に言えば

厄除け、開運グッズになります。
 
 
 
しかし、販売ページでは

それらに関しては一切うたっていません。

絹糸で作った手まりなども

癒し系グッズとして使用することも出来ますが

こちらも販売ページでは

効果効能は、万人に対しての効果が確認できないので

書いていません。
 
 
 
ブログなどで、古い時代

そういう祈りをこめて、この模様は使われた

そういう説明をするにとどめています。
 
 

 
 
その為、企業さんからオーダーを頂くと

私自身、やはり気になり

その会社がどういう会社なのか?

調べる場合もあります。
 
 
 
写真館などは非常にわかりやすいですね。

推測もしやすいですし。
 
 

 
 
でも、まさかインスタで

芸妓さんが手まりを空中に投げている姿で

写真が公開されているとは思いませんでした。

作り手としてはやはり綺麗に撮っていただき

とても嬉しいです。


 
 
 
非常に励みになります。
 
 
 
 

 
 
ついでと言っては何ですが

私が作っているのは、「糸かけ まり」

という種類の物です。
 
 
 
写真のように空中に手まりを投げ

それをキャッチするのが本来の遊び方です。

手まりを投げたときの模様の変化を楽しむのです。
 
 

 
 
 
 
手まりと言えば、かなり前に

「悪魔の手毬唄」の実写版では

老婆が手まりを突きながら

手まり唄をうたうシーンがありました。
 
 
 
それを見たとき非常に残念だったのが

室内とはいえ、バスケットのドリブルのような動作を

していた事でした。
 
 
 
日本語では上に投げる動作も

つくと言います。

なぜなら羽根つきがそうですね。
 
 

 
 
すこし呆けかかった老婆が手まり唄をうたい

それになぞらえて、事件が起こる。

手まりを宙に投げながら

もしくは手の中で転がしながら

手まり唄をうたっていたら・・・
 
 
 
ついついそのような事を考えてしまいます。
 
 
 
昨日はアジサイの手まり、少しすすみました。

やはり細かい模様は時間がかかります。
 
 
 
それでは本日も作業、がんばります。
 
 

 
 
今日の手まりは傘です。

五角形が12個出来る地割になっていますので

傘の色も6色使っています。

 

 

 

【お知らせ】七原園美が教える、初心者でもできる・てまりーねこ式 “手まり講座”が開講しました。
https://www.facebook.com/sonomi.nanahara

お気軽にお問い合わせください。

banner_b

 

にほんブログ村 ハンドメイドブログ てまり手芸へ
にほんブログ村

にほんブログ村 ハンドメイドブログへ
にほんブログ村

 

二つ割桜の雛手まり、出品しました

昨日は出品作業、難しいかな?

とも思っていたのですが

思ったより早く、椿のテキストが書きあがったので

二つ割桜の雛手まり、こちらの出品作業も完了しました。

 

そして次の講座用作品、菊曼荼羅

こちらの土台作り、地割、模様の糸選びまで完了しました。

こうやって書いてみると

それなりに作業が進めて良かったとも思います。

 

菊曼荼羅、実は人気の作品の一つですが

品切れ中が相次いでいまして・・・

課題の作品も作りたいですが

補充作品も作りたいと非常に悩ましい状況になっています。

 

 

検索ワードを見てみれば・・・

手まりは弾むのか?

とありまして・・・

 

土台の中身をスポンジ状の物を使用すれば

弾ませる事は不可能では無いですけど

そもそも、製法上

そんな事をしたら糸が傷み

あっという間にボロボロになってしまいます。

 

ですので、バスケットのドリブルのような動作を

する物ではないのです。

まりつき、と言いますが

つく、と言うからドリブル・・・

これはちょっと違うと思うのですよね。

 

羽根つき、と言うから地面に向かって・・・

これはしませんよね?

羽根つき、と言えば、バドミントンですよ。

道具は違いますが、非常に似ています。

 

つまり上に上げるわけで・・・

日本語的には古語になってしまったのかもしれませんが

つくと言うのは上に上げる動作も含まれるのでは?

私はそう思います。

 

 

地方ごとの手まりというのもありました。

う~ん・・・

ちょっと手に入れにくい本ですけど

2冊の本にこれについては細かく書いてありまして

実は7月下旬にクルテルの【Teachers TV】に出演したとき

私が地方ごとの手まりの特色について

解説したのです。
 
 
 
ただその後、クルテルのシステムが若干変更になり

再放送のめどはありません。

ほぼお蔵入り動画になっています。

私は自分用にUPされたものを保存していますけど・・・

 

 

そして、またそのうちにウェビナー出演になるとは思いますが

その時にどういう内容でお届けするかは

完全未定です。

 

 

地方ごとの手まり

複製品をいくつかは作っていますが

私も完全にはまだ作りきっていませんので

それらを紹介できる予定は立っておりません。

いつかやりたい企画になります。

 

それでは本日も作業、がんばります。

 

 

 

【お知らせ】七原園美が教える、初心者でもできる・てまりーねこ式 “手まり講座”が開講しました。
https://www.facebook.com/sonomi.nanahara

お気軽にお問い合わせください。

banner_b

 

にほんブログ村 ハンドメイドブログ てまり手芸へ
にほんブログ村

にほんブログ村 ハンドメイドブログへ
にほんブログ村

 

手まりの遊び方、飾り方

先日お買い上げくださった方からお電話をいただいたのですが

手まりが弾まないと言われたのです。

 

私の手まりは籾殻(もみがら)を芯にして

表面に糸を巻き、縫い糸や刺繍糸で模様をかがった物です。

 

思わず、電話を下さった方に言ってしまいました。

バスケットのドリブルのような扱いをしたら

糸が傷むじゃないですか・・・と。

 

おそらく、手まりの素材の質が違うのだと思います。

 

thmb.001

 

江戸時代と思われる、まりつきの版画が残されていますし

私のような土台から作る手まりでも

多少弾む素材もあります。

 

記録によると海綿(スポンジ状のもの)を素材にすると

弾むらしいです。

母が以前作った手まりでは

ウレタンチップ(スポンジを細かく刻んだもの)

をビニール袋にいれ、糸を巻き成型したものがあり

それは多少は弾みましたね。

 

ただそのような扱いをすれば当然、いくら畳の部屋でも

糸が傷むのは当然のことと思います。

 

ある方がブログで

小さなサイズはマスコットやアクセサリーに使えるが

大きな手まり(通常サイズは直径6cmから12cm)は

いったい何に使うのだろうか?

 

このように言ってました。

手まりの本来の楽しみ方は

1、模様を作ることを競う

2、飾っておく

3、手の中で転がして模様や手触りを楽しむ

4、室内で空中に投げそれをキャッチして模様を楽しむ

 

このような楽しみ方があります。

つまり、いくら室内とはいえ

まりつきをイメージするような

バスケットのドリブルのような動作は素材が別なのです。

 

良寛様もまりつきを楽しみ

いつも毬を持ち歩いていたと伝えられていますが

現在残されている毬をみますと

私が作るような糸毬ではないですね。

 

100200265

 

おそらく、蹴鞠(けまり)に使うような毬に

絵の具か何かで絵を描いたと推測されるような物になっています。

 

手まりを作って、飾る派の人と、しまう派の人がいると思います。

祖母は飾る派でしたね。

直径3cmくらいの小さな毬に紐をつけて

家中の電灯の紐の下にぶら下がっていました。

もちろん、こういう所に使う手まりは

模様はとても簡単な物でしたね。

 

送信者 機巧少女

 

母はしまう派でした。

市民文化祭などに出品するのが楽しみで

その時だけ出してきていました。

 

また見たいと言う方がいらした時

いくつかお見せすることもありましたが

通常は飾らずにしまってありましたね。

 

いろいろなお付き合いでちょっとした物(プレゼント)を

持って行くような場合、手まりを包んでいました。

小さな手まりは古い時代

お雛様の飾り物や、ごっこ遊びの材料にされたと推測できます。

それなりのサイズの物も同じく飾り物ですね。

 

私は紐や房を下げた手まりは好まないので作らないのですが

より多くの人に手まりに親しんで頂けるように

最近ではストラップに加工しています。

ストラップはお好みでキーホルダー等にも加工が可能ですし

かんざしや帯飾りにも加工することができます。

 

私のところではキーホルダーの金具パーツは常備していないのですが

かんざしや帯飾りのパーツは常備していますので

ご希望の方はストラップ販売ページよりご相談ください。

 


にほんブログ村