「手まり講座3年目」カテゴリーアーカイブ

手まり「星かがりの梅」「星かさね」作り方


 
3年2ヶ月目第1課題になります。
 

 


★この作品について




TL126 星かがりの梅







この模様にはいくつかのバリエーションがあります。

地域による違いも考えられます。
 
私が好みの上記デザインは

熊本毬、肥後毬と書かれたテキストもあります。
 

 
おそらく肥後で作られたものが各地に知られて

バリエーションが出来上がったと推測します。
 

 
私は、糸の重なりの厚みが感じられる

このデザインがとても好きです。
 
母も晩年、とても気に入って作っていた作品の1つです。
 

 
 

 


★手まりのサイズ




私は通常、直径12cmで作っています。

今回、通常サイズより小さい物で、かつ

通常サイズそのままの色遣いで作れないか?

そう思い、作ってみたのが下記の物です。
 

 


 

 
最近は織物用絹紡糸で作っているのですが

それをそっくり小さくする為に

絹手縫い糸を使用して作りました。
 
直径6cmで作っています。
 

 
課題としては直径12cmに慣れて頂くために

このサイズで作る事をお勧めします。
 

 
作品としては、10-12cmが通常サイズと思います。
 
中国の25番刺繍糸3本どりで作りやすいサイズと思います。
 

 
今回見本作品として茶色系の物が

25番刺繍糸で作った物です。
 

 
糸の在庫の都合で、一部メーカー品の糸が混ざっています。
 

 
 

 


★模様の作り方




この作品の一番のポイントは

星をかがる順序を常に同じにすることです。
 

 
まだ私が手まりを本気で作っていなかった頃

母が同じ順序で・・・と言っていて

非常に難しいものだと思いました。
 

 
でも、この作品を手掛けるようになり

地割の時の待ち針を4本残すことで

簡単に作れることがわかりました。
 

 
北極と南極、赤道の基準の待ち針と、

その反対側の待ち針

この4本を残し、その待ち針を基準にかがると

常に同じ順序でかがる事が出来ます。
  

 
この作品は厚みのあるデザインなので

少し大きめの手まりが適しています。
 

 
 

 


★星重ね




TL126.5 星かさね







最近ネット上で見かける手まりで

星かがりの梅に非常によく似たデザインが

上記の星重ねになります。
 

 
星をかがり、星の辺に角が到着した時

星かがりの梅は、星の辺の内側から

1回り大きな星をかがり始めます。
 

 
しかしこのデザインはそのまま

かがった星の上へ糸を重ね、かがっていきます。
 

 
初めて見た時、かがった糸の上をかがる事で

模様が崩れないか心配でした。
 
しかし、考えても仕方がありません。

とりあえず、試してみました。
 

 
糸を割らないように、段と段の間をかがる事で

模様が汚くなることを防ぎます。
 

 
そして上の段を重ねることで

模様の歪みが目立たなくなることが、わかりました。
 

 
改めて作り方を解説するのも・・・

と思ったので、おまけ的解説にしました。
 

 
星かがりの梅が作れれば、苦労せずに作れるはずです。
 

 
 

 


★手まりのサイズ




こちらの作品は、星かがりの梅と比べ

小振りの作品に向いていると思います。
 

 
見本作品は直径6cmで作っています。

中国糸で作るのであれば

8cmがベストなサイズと思います。
 

 
細い糸を使用して

もっと小さいサイズにチャレンジするのも良いと思います。
 

 
 

 


★模様の作り方




星かがりの梅の、おまけ解説

という位置取りなので、詳しい解説は省きます。
 

 
私は直径6cm、中国の25番刺繍糸3本で作っているので

5段かがり終わりにしました。
 

 
模様のバランスを考えると

あと1-2段入れたかったとも感じました。
 

 
 

 

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手まり「三つ羽根亀甲と松竹梅」作り方


 
3年1ヶ月目第4課題になります。
 

 


★この作品について




TL125 三つ羽根亀甲と松竹梅







三つ羽根亀甲を作り、3か所の空間に
松、竹、梅の刺繍を入れます。



この作品は、以前アンティーク物として
某所にあった物を、写真から複製した物です。



模様と特徴から、鶴岡御殿まりの1つと思います。
東北に住むお婆さんに作ってもらった物だとお聞きしました。



古くは盛んに作られた鶴岡御殿鞠ですが
刺繍入りの物を作る方は激減し
現在どれだけ作る方がいるかわからないと、言われています。



刺繍の刺し方から製作に向き不向きがあるので
講座の課題として入れましたが
製作は自由製作とします。






★手まりのサイズ




元のアンティーク物は直径7cmでした。
私は以前8cmで作っています。



今回、講座用に作ったのは直径10cmです。



中国製の25番刺繍糸は糸が太いので
刺繍をするのに大きいほうが刺しやすいのでは?
と思い、10cmで作りました。



しかし、結果として直径8cmのほうが可愛いと感じました。
糸の太さについても元々メーカー品を使う場合
6本で刺していたので気にする必要は無かったです。



中国製の25番を使う場合、
6本は針に通りにくいので3-4本で刺し
必要に応じて何回も往復して太さを出すと良さそうです。



私は見本作品を作るのに糸の在庫の都合で
メーカー品と中国製を混ぜて使っています。





★模様の作り方




三つ羽根亀甲をかがってから、各部の刺繍をします。



刺繍の刺し方ですが、見本を印刷しておき
それを見ながら刺します。
待ち針で刺す場所を特定し
刺繍を入れていきます。



多くの刺繍の場合
織り目を数えながら刺したり
図案を書いて刺します。



しかし、手まりに刺繍を入れる時
図案を書くことをしません。

通常の手まりの製作とは、別の模様の作り方になるので
作品の再現性と言う点で見た時
少し難しくなると思います。



そういう事情において、作り手が激減したのだと思います。



刺繍入り手まりですが、新しいデザインを作り
コンクール等に出す方はいらっしゃいます。
しかし、オールドスタイルの物を作る方は
本当に見なくなりました。



まだいくつかの刺繍デザインを私は保存しているので
未製作の物はそのうち再現したいと思っています。




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手まり「松竹梅」作り方


 
3年1ヶ月目第3課題になります。
 

 


★この作品について




TL123 五画と三角の籠編み

TL124 松竹梅









五角形と三角形で作る32面体。

その中に、松、竹、紅梅、白梅をかがります。
 

 
32面体を作る囲みは籠編みを使います。

今回の作品は、この籠編みがポイントになります。
 

 
あとのかがり方は既にレッスン済みの物なので

復習になります。
 

 
 

 
32面の籠編みは、ポイントが分かれば問題ないのですが

2番目に巻くラインと3番目に巻くラインで失敗すると

籠編みが不完全になります。
 

 
もし不完全な物になってしまった場合

今回はそのまま進めてください。
 

 
別の作品で作る機会がありますので

その時、完全に作れるようにしましょう。
 

 
 

 


★手まりのサイズ




見本作品は直径10cmで作っています。

しかし、このサイズでは梅の花が厳しいです。
 

 
その為、お勧めサイズは直径12cmです。
 

 
中国の25番刺繍糸は太いので

2本で作ると綺麗に出来ます。

メーカー品は3本で良いと思います。
 

 
 

 


★模様の作り方




模様自体は既にレッスン済みなので問題ないと思います。

この作品の一番の課題は、籠編みです。
 

 
籠編みが主役になる作品もありますが

最後の1本を巻くとき、間違いに気づくと

最初から全てやり直しになってしまいます。
 

 
その為、もし間違えてもそれほど目立たない

籠編みが主役でない物を選びました。
 

 
完全に籠編みをマスターしたら

籠編みのみが模様になった物を作ればよいと思います。

 

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手まり「花七宝」作り方


 
3年1ヶ月目第2課題になります。
 

 


★この作品について




TL121 五角形と三角形32面体分割

TL122 花七宝









五角形と三角形で作る

32面体の地割を元にした作品になります。
 
 
今までは地割線を作り、その両側に糸を巻いて

作品を作りました。
 

 

10の分割


 

 
この作品を作る時、今までのように

地割線を作り、その両側へ糸を巻く方法でも良いです。
 
その場合は、細い金糸などで地割を作ると良いでしょう。
 

 
私は金糸を使わない方法を選択しましたので

地割糸として特別な物を使用しません。

模様の糸と同じ糸で地割を行います。
 

 

 
最初に32面体の補助分割を

理解しておく必要があります。
 
この補助分割法は

手まりの中でよく使われる方法です。
 

 
補助分割として使われる場合もありますが

分割線を太くして使ったり、

この分割線を籠のように編む場合も多いです。
 

 
 

 
まず分割のラインを頭に入れておく必要があります。
 

 
 

 


★手まりのサイズ




花七宝は直径10cmで作っています。

糸を変えれば小さく作るのも不可能ではないです。
 
ただ徐々に小さくすることをお勧めします。
 

 
 

 


★模様の作り方




地割を作り、補助分割線を作るのと同時に

ラインを太くしていきます。
 
その後、地割のラインを太くします。
 

 
ラインが太くできたら

麻の葉がけで各所を留めていきます。
 

 
手順がわかれば

さほど難しい物では無いと思います。
 

 
私は1枚の絵や写真の様子を写すように

色遣いを決めています。

その他には、色遊びとして糸を決めるのも良いでしょう。
 

 
 

 

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手まり「松竹梅」作り方


 
3年1ヶ月目第1課題になります。
 

 


★この作品について




TL120 松竹梅







私は竹を最初に作りました。

しかし、葉をかがってから作るバージョンもあります。

イメージに合わせて順序を決めてください。
 

 

 


★手まりのサイズ




手順に作った黒土台の物は

直径10cmで作っています。
 

 
ピンクの土台は直径12cmで作っています。

葉のバランスを考えると12cmが良さそうです。
 

 
10cmと12cm、好きなほうで作れば良いと思います。
 

 

 
錘型は小さく作るのが難しいです。

しかし、本来の錘型の作り方ではなく

竹の葉をかがれば良いと考えれば

作ることが可能になります。
 

 
絹手縫い糸等を使えば小さく作ることは可能と思います。

ミニサイズは徐々に小さくするなどテストをしてから

作ったほうが良いと思います。
 

 

 


★模様の作り方




葉が上手にかがれれば、特別難しい物ではないと思います。



小さく作るには錘型もポイントの1つですが

空間の梅の刺繍も大きさを選ぶ1つと思います。

手まりのサイズによって、梅は変化が必要と思います。
 

 
 

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