手まり、『クレマチス』の作り方
★『てっせん』と『クレマチス』なじみの良いのはどちら?
準備中の手まり講座の作品を紹介しています。
34個目の作品は『てっせん』です。
『てっせん』と呼ぶより『クレマチス』と呼んだほうが
なじみが良いかも知れません。
この作品も某社のキットにあったものですが
かがり方としては菊の変化形になります。
大きい花を先にかがり
その後、小さい花をかがりながら上に乗せていきます。
キットの作品は大きい花をかがるとき
薄い色から濃い色に。
小さい花は濃い色から薄い色になっています。
色の使い方としては土台の色とバランスを見て選ぶこと。
作品だけでなく、出来れば本物の花を
無理であれば花の写真を見て色を決めてください。
全体の色合いをどうするかも大切ですが
花びらの色のグラデーションも
どうするか?
本物をそのまま写すのもよし
色を決める時に土台の色とのバランスを考えて
変化をつけるのも良し
この辺りは作り手の感性で決まってきます。
作品を作るにあたり
イメージの中では、
クレマチスを知っていたつもりなのですが
改めて画像検索をしてみたら
ずいぶんいろいろな種類の花があり
色合いもさまざまでびっくりしました。
★祖母や母が好んだ『てっせん』は別のデザイン
ちなみに祖母も母も
てっせんの花は作品として作ったことはありますし
『手まり12ヶ月』
(1個の手まりの中に12ヶ月の花を入れた作品)
として、てっせんを作り
12個の花の手まりも母は作っていたのですが
てっせんは、このデザインではなく
別のものを使用していました。
手まりの花も折り紙と同じで
色使いと見た目でいかにそれらしく見えるか?
という部分がありますので
同じ名前を持つ作品で違うデザインの作品は多いです。
製作する場合、どれが正しくてどれが違う・・・
このような事はありませんので、安心してください。
作り方のポイントとしては
大きい花を作り終わるまでは特に問題は無いと思います。
ただ、小さい花を上から乗せた時
花の中心部をかがるとき
大きい花の糸をひっかけてしまう危険があります。
そこを注意して模様を作る必要があります。
この作品でも一番の課題が
この小さい花を上から乗せる時であり、
それを考えて大きい花の中心の糸が
あまり大きくならないように
大きくすくわないように
細めで作るのがきれいに作るコツになると思います。
今回は赤道部分は特に何もせずに
花びらと花びらがつながるような感じで製作しました。
そして空間を松葉(*のようにステッチを入れること)
でまとめましたが、通常通り帯を巻き
赤道部分を作っても良いです。
また空間も
帯をかけた時、どのような、かがり方でまとめるか?
これも作り手の腕の見せどころになってきます。
一番簡単な方法は松葉でまとめる方法ですが、
多くの手法を覚えながらいろいろ試すのが良いと思います。
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