母から福俵の作り方を習う


★母が福俵を作ろうと言う


 

ある日、母のところへいつもどおり行きますと

突然、福俵を作ろうと言います。

 

どうやら私に前もって作る物を言ってしまうと

私がさっさと完成させてしまうので

それを母は避けたかったようです。

 

もしかして一緒に作りたかった?

 

実は福俵は作れる人がほとんど残っていないのです。

お米やさん関係の方は新しい物を

作る方がいるようで

時々、新しい作品を見かけることがあります。

 

ところが手芸関係の人では

ちりめん細工をする方の場合

糸を十字にかけておしまいになってしまい

本来の福俵の姿ではないのです。

 

手まりの手法で作る福俵は本当に見ることが少なく

でも、お茶の世界ではどうなのでしょうか?

母や私のお茶の先生は

いつも初釜に福俵を飾っていました。

 

しかし、その俵は・・・

先生は知り合いに作っていただいたと言っていたのですが

正直、出来栄えは・・・あまり・・・

ですので母は私と作りたかったようです。

 

 


★福俵製作の難しさ


 

福俵の難しさは成型する時に

球体ではなく、繭のような形にしなければいけません。

ここが最大のポイントになります。

 

つまり、球体にするのとは別の糸のかけ方で

成型する必要があるのです。

そして、3つの俵を同時進行で作り

同じ大きさに仕上げる必要があります。

 

通常の手まりは球体ですが

俵型になるように常に意識して

糸を巻き成型しなければいけないのです。

 

手の使い方がまったく違いますので

変な筋肉の使い方をして

通常では発生しない筋肉痛になりました。

 

 


★母と作ったのは3個組み中1個だけ


 

母と作ったのは3個組みの中の1個だけでした。

母に3個組みだから3個作るのでしょ?

と聞きましたら

3個とも同じように作ればよいのだから

1個レッスンできれば良いのだと・・・

 

確かに1個きちんと出来れば良いのですが・・・

私としては納得できませんでした。

 

でも、限られた時間で限られた段階まで

作業を進める必要がありましたので

この日は1個の俵の土台だけ作り終わりました。

 

きれいな俵型にするためには

最初の成型にコツがあります。

 

そして私は次に会う日までに

3個の福俵を作り、完全に完成させて

母の所へ持っていったのです。

 

 


★福俵の両端の糸のかけ方


 

 

福俵の両端に独特の糸のかけ方をするのですが

ここの部分を母は「だんだらぼっち」と呼んでいました。

なぜこのような呼び方をするのかは不明です。

 

ちりめん細工の場合は小さいので難しいのかもしれませんが

やはり糸を十字にかけただけの物は

非常に味気なく個人的には好きになれません。

 

母は福俵しか作りませんでしたし

一生のうちで何個つくったのか・・・

母は組み物(複数で1作品になる物)を

極力避けていましたので

どれだけ作ったのかは不明ですが

1個しか作らなかった・・・と言っていました。

 

しかし、母の同僚の先生が家に来て

福俵をレッスンして帰ったこともありますし

母の他界後、

母からもらったと言っていた先生もいましたので

その福俵は誰が作ったのかは不明です。

 

 


★福俵の応用編、祝い樽


 

伯母は酒屋をしていましたので

伯母が作った祝い樽(酒樽)があるのですが

これも上下の糸のかけ方が少し特殊ですので

私としては是非チャレンジしたい

作品のひとつになっています。

 

伯母が言うには福俵が作れれば

簡単に祝い樽も作れると言うのですが

福俵とは少し形が違いますので

これもまた、成型にポイントがあるのだろうと

推測しています。

 

 

 

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手まりのお雛様、3人官女、1人目できました。

昨日は、お重詰めのお雛様

3人官女の土台、白を予定していましたが

お顔の白と重なりそうだったので

薄ピンクの土台に急遽変更しました。
 
 
 
その為、土台を3人分、作り直しました。

白い土台は何にでも使える物なので

そのまま保管し、別の作品の時に使用します。
 
 
 
当初は3人とも同じ色使いで・・・

と考えていたのですが

作りながら、同じ物を3個はつまらない・・・
 
 
 
微妙に色を変えて3人作ることにしました。

手まりで作るお雛様なので

色を少し変えるくらいしか

変える場所は無いのです。

 
 
とりあえず、1人、出来上がりました。
 
 

 
 
作りながら母の事を思い出していました。
 
 
 
母は木目込み人形や、手まりを作っていました。

晩年は、ちぎり絵なども行っていました。

でも、組み物(複数で1セットになる作品)は

徹底して嫌っていました。
 
 

 
 
木目込み人形はキットを購入して作っていましたので

それなりのお雛様セットとなると

材料だけでも高額になります。

そして、飾る場所も大変になってきます。
 
 
 
手まりもお雛様は何種類かのデザインがあるので

それらを作ることは可能になります。

母はお内裏様とお雛様

2個で1セットの物は少し作ったようですが

3人官女や5人囃子まで入ったセットは

作ったのを見たことがありません。
 
 
 
今回、3人官女を入れたセットを作りながら

母が作らなかった理由が、だんだんわかってきました。
 
 
 
母は1個の手まりを作るのに

非常に時間をかけていました。

その姿を見ていたので

私は、手まりだけは

作るのをやめようと思ったくらいです。
 
 
 
しかし、今回

実際に作りながら

お内裏様とお雛様

2人セットならまだ手がけるのも楽です。

しかし、3人官女を作りながら

色違いで雰囲気を変えて複数作る。

この事に、精神力がついていかなかったのだろう。

だから母は3人官女を作らなかったのだろう。

という推測が出来ました。
 
 
 
手まりのお雛様は、1つのセットを作る時

統一感を出すために

同じ模様の作り方で、色を変えて

それぞれの個性を出すようにします。
 
 
 
つまり、色違いで延々と同じ作品を作る結果になります。
 
 
 
今回、私は9個セットにしました。

お内裏様とお雛様

3人官女。

桜と橘

そして菱餅2つ。
 
 
 
つまりお雛様を5人作る結果になります。

2人までは作りやすいです。

しかし、3人官女、1人目でちょっと飽きてきました。

1日1人のペースで作っていますから

あと2日、用事を片付けながらだと

少しずれそうですが、そこそこ出来ると思います。
 
 
 
でも、やはり手間がかかる人物から片付けよう

と思うと、気力的に厳しくなる時も。

だから母は作らなかったのだと

納得しました。
 
 

出来上がりを想像して

可愛くて見ごたえがあるだろうな・・・

などと思っていますが

やはりお雛様セットは大作の部類に入るのだと

納得しました。
 
 
 
作品の難易度的には、それほどでもないのですが

作ってみないとわからない部分は多々あります。
 
 
 
それでは本日も作業、がんばります。
 
 

 
 
今日の手まりは直径5cmで作った

「星かがりの梅」です。

通常サイズだと、直径10-12cmで作ります。

でも、小さく作るのも、たまにはいいかな?

そんな感じで作ってみた作品の1つです。

 

 

 

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