管理人プロフィール

スポンサードリンク

2016年8月
« 7月   9月 »
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  

お教室での土台と地割のレッスン

正直言いまして

私は母から手まりを習いましたし

母は祖母から手まりを習いました。

 

その後、母はお免状が欲しくて

通信講座で手まりを習っています。

 

 

私は母と祖母が残したノートや

テキストを全て持っていますので

通信講座でのレッスンは

全て知っているわけです。

 

 

母は純粋にお免状目的で講座を

受講していましたので

まじめに製作した作品は

課題作品だけだったりするのですが

講座受講前にすでに祖母から習っていたので

レッスン済みの作品が多かったのです。

 

 

通信講座ですから、当然

土台から全て製作し

作品の審査が実物を送るものだったのか

それとも写真のみだったのかは不明なのですが

とにかく土台から製作するものでした。

 

それまで母は手まりの土台材料に

古着を使用していましたが

通信講座で籾殻を使用すると知ったのです。

 

 

でも、一般的なカルチャー教室は

スチロールボールを使用している。

写真を見れば推測がつきますし

実際に習った方のお話からスチロールボールだと。

 

ですが最近ではキットになった材料を

お教室で買っているというお話。

 

 

ここで凄く疑問に思うのですよ。

 

 

1回限りの体験講座であれば

キットでの製作も良いと思います。

自分に合うかどうかわからない。

どんな物なのか体験したい。

 

 

ところが、半年なり1年の講座を受講していて

多くの教室が1レッスン1模様。

 

 

確かに地割がすんでいる土台を購入し

模様だけレッスンするのであれば

一部の作品を除き

所定のレベルの作品まで

飛び級でレッスンが可能です。

 

経験が浅い人でも

本来であればしかるべき時間を経過しないと

習うことができなかった作品が

簡単に作れてしまう。

 

 

しかしそれで良いのか?

 

 

今回講座を開くにあたり

他所ではどのようにしているのか?

本部からの宿題のひとつに

リサーチがありました。

 

調べれば調べるほど

私のように出かけるのに一苦労の者としては

母から大急ぎでポイントを習い

その後は多くのノートとテキストを手渡され

後は自分で苦労しなさいと言わんばかりの状況。

 

そのおかげで、ある程度は

写真から複製が可能になったのですが

お教室に1年通いました。

このように言われたとき

私はその人の技量を計ることができません。

 

 

なぜなら、その教室が

基礎である、土台作りをどのように教えたのか?

地割をどのように教えたのか?

 

ここを知ることができないからです。

 

 

私からすれば

土台が作れなければ何もできませんし

地割ができなければどうにもならないのです。

それが出来て初めて、模様は何を作ったか?

そこからその方の技量を見ることが出来ますが

キットになっていて、

土台も地割もすでに出来上がった物を

模様だけ作ったとなると・・・

 

 

私から見たその方の実力は

刺繍の経験はあるけれども

手まりは初心者です。

 

こう言っているのと同じになります。

 

 

リアルレッスンの場合、

最初のレッスンで、

土台を作っていただきます。

私はその方が手を動かすのを見ていて

要所、要所で説明をしていき

約2時間で完成となります。

 

最初は白い土台と決まっていますので

その後、あめ玉の手まりを作りますから

あめ玉のイメージで色を決めてもらい

1回目が終了になります。

 

 

2回目に糸が決まっていますので

4等分の地割をし、

それが全ての基礎になると説明し

8等分の地割へと進みます。

 

8等分の地割まで完了して

2回目のレッスンが終わります。

 

 

3回目のレッスンで、あめ玉の手まりが

完成になるのですが、選んだ糸によっては

少し間に合わない場合もあります。

 

時間を見ながら帯の千鳥を半分だけ

上下の松葉を片方だけ作り

その後は宿題になります。

 

 

3回目のレッスンの時に

次の作品は黒土台にするのでと伝え

同じ作品を復習するか、新しい作品を作るか

選んでいただきます。

 

 

今までの方たちは新しい作品が多かったです。

母の時は復習を選んだ方もいたようです。

 

土台だけ宿題で作ってきて頂き

地割はきちんと覚えているかチェックをかねて

私の前で作って頂き

菱重ねの模様を製作。

 

 

以後は4等分の地割の待ち針だけ

打ってきたものを、続きから地割をつくり

模様つくり。

 

 

月1回の人もいれば週1回のレッスンの人もいました。

つまり1年間レッスンしましたと言ったとき

月1回のレッスンと、週1回のレッスンでは

大きく格差が開きます。

 

 

ですので経験1年と言ったとき

その1年、どのように習ったのかがわからないと

その方の技量が測れないのです。

 

ましてお教室で土台を作らず

地割もせずに模様だけ作っていたとなると・・・

お教室を離れたら一人では何も出来ない。

 

 

それでは技術者は育たないのです。

私から見たら

模様ひとつしか習わなかったと

大小さまざまな菊の模様だけを

地割を変えて作っていたお年寄りのほうが

技術は上だと思うのですよ。

 

 

さまざまな模様つくりのテクニック

それを教えれば一人で次から次へと

作ることが可能だからです。

 

でも、土台つくりと地割を習ってないために

お教室へ何年も通っても

それでは一人で作品を作る事は出来ません。

何らかの事情で縁がきれたらそれっきりです。

 

 

これでは技術の継承にならないと

私は考えるのです。

 

ちまたのお教室の状況を知ると

お免状目当てで通わなくて良かったと思うと同時に

すごく考えさせられてしまいました。

 

 

 


にほんブログ村

 

コメントは受け付けておりません