この10等分組み合わせ地割は
ある時期までは非常に難解とされてきました。
テキストによっては
入門編の次のランクにならないと教えない
そのような物もあります。
ですが、入門編をすべて終了したら
日本てまりの会の、
初等科と高等科(名前は違うかもしれません)
の課題作品を全てクリア
という基準でテキストを構成していますので
初頭編の最後の課題として
『10等分の組み合わせ地割の作り方』を選んでいます。
つまり入門編に含まれている地割ではありますが
いわば卒業課題としてみて頂ければと思います。
ポイントとしては
単純10等分を行い
円周の1/6+1/100の位置に
円周の待ち針を1本おきにずらします。
赤道の糸は途中で抜きますので仮糸を使用してください。
私は『しろも』を使っています。
祖母の時代は、1/6とあと少し
このように母は習ったようです。
以前は私は紙テープをたたんで1/6を求めていましたが
最近では電卓で計算しています。
ものさしと、紙テープで行うより
早く、きれいに出来上がるので計算機必須になっています。
待ち針を打ち終わったあと
待ち針と待ち針との間隔が等間隔
つまり正三角形が出来上がることが理想の形となります。
糸のかけ方は
8等分の組み合わせ地割を思い出してください。
本来の北極、南極で8等分した後
赤道の4本の待ち針をそれぞれ北極と南極にみたて
糸をかけました。
同じように本来の北極、南極で糸をかけたら
次は今ある待ち針全てを同じように北極、南極にみたて
糸をかけていきます。