母などは小さな手まりをぶら下げるように加工する場合は
解かないリリアンを通して加工していました。
手まりの模様の糸がリリアンでしたので
この方法がある時期、よく使われていました。
私はある時期、5番刺繍糸を通していたことがあります。
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送信者 機巧少女 |
この方法の欠点は
正直、かっこよくない・・・
そう感じました。
やはり安っぽく見えるのです。
根付紐のように糸を編めば良いかもしれませんが
そうするとスマホ等にぶら下げるには
専用の紐とつながなければいけないので
その点がネックになってきます。
一番簡単な方法としては
(おそらくこの方法が一番多く使われている手法と推測しますが)
金属リングを手まり本体に縫い付ける方法です。
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送信者 Mobile strap |
一見よさそうな方法なのですが
(一番工程も単純ですので)
一つ最大の欠点があります。
それは金属リングと糸との相性が悪いということになります。
つないだ糸と最悪の場合は模様の糸を
金属との摩擦により切れてしまうのです。
ですので、ある時期までは
私もこの方法でストラップを作っていましたが
今はこの方法は使っていません。
そこで考えたのが
9ピンを手まりの貫通させてストラップに加工する方法です。
最近のスマホは薄くなっていますので
隙間に落としたとき、ストラップを引き上げ拾うというのです。
そうなりますと、ストラップもそれなりに丈夫な素材が
理想になります。
そこで9ピンを貫通させるのです。
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送信者 2015年ストラップ |
注意事項としましては
模様を9ピンが傷つけないように
貫通させる位置、ピンの方向などを気をつけることで
加工できますし、天然石ビーズを合わせることで
より高級感のある作品に仕上げることが出来ます。
金属パーツを合わせる方もいらっしゃいますが
金属パーツが手まりの模様を傷つける可能性があるので
私は使っていません。
そのような作品をお求めの際は
そういう危険性がある事をご理解の上
お求めください。
私も同じくなのですが
自分が作った作品を使用していない方もいるのです。
汚したくないとか・・・
実用ではなく飾り棚に飾るだけとか・・・
ですので、金属や石が合わさった作品は
実用ではなく飾り物と考えたほうが良いのかもしれません。
私としてはせっかくの作品ですから
なるべく長い時間、お求めになった方と共に
そう思い、なるべく手まりを傷つけない方法で
と考え、加工しています。
唯一この方法で欠点があるとすれば
模様を避けて9ピンを通しますので
模様の種類によっては向きが限定されてしまうことです。
特に入門の作品は小さく作ることで
手軽に楽しめるストラップ等に加工することが出来ますので
良いと思います。