普通サイズの手まり(直径6cmから12cm)を
これは何のために、何に使うのか?
・
このようにある方のブログで見ましたので
日本古来の慣習がだんだんすたれて
いろいろな事を知らない世代が増えているのだな。
そのように感じました。
・
遊び方は以下に紹介した物になります。
あとは飾り物としての用途になります。
そしてそれは特別な時の贈り物となるのです。
・
あとで追って詳しい説明はしますが
伝統の模様には祈りというか願いがこめられた
模様がいくつかあります。
そしてそれらを人生の節目、節目に贈ったのです。
・
・
・
結婚のお祝い
・
まず、結婚する時のお祝いとして
家内円満の祈りをこめて
丸いもの(手まり)を贈りました。
・
模様は特に決まっていませんが
昔は、飢餓、疫病が一番怖かったと推測しますので
食べるのに困らないように
四角い幾何学模様が一般的ですね。
・
昔から伝えられている伝統模様は
分類すると以外に少ないと感じることもあります。
難しそうな模様でも基本は同じだったりします。
・
近年作られた、大作と呼ばれるような手まりでも
**の応用系と分類できる事もあります。
・
・
・
出産のお祝い
・
出産のお祝いに手まりを贈る場合もあります。
昔は麻の葉模様の産着を新生児に着せました。
乳幼児の死亡率が高かったので
すくすくと育つようにという祈りが込められています。
・
麻は非常に生長が早く
江戸時代は、貧乏人は麻を着ろ
と言われたくらいに身近な植物でした。
手まりにも多くの麻の葉もようが伝えられています。
・
私も最近知ったのですが
大麻取締法にされている大麻
と衣類に使用される麻は同じ物だったのです。
現在、国内にどの程度、麻を育てる農家があるかは不明ですが
特別の許可をもらって育てていると聞きます。
・
そして神社のしめ縄は麻で作られているとのこと。
これも魔よけとして使われているためです。
・
日本の麻の歴史を知ると
え?!?!と思うことも多いです。
大麻が禁止薬物とされたのが戦後
GHQの指導の下で禁止にされました。
・
現在は多くの国で大麻の薬効が認められ
合法的解禁、もしくは
見逃し解禁になっている地域が増えています。
・
日本ではまだですが
さまざまな薬効がある大麻
医療用大麻だけでも早く解禁になってほしいと願うのは
私だけでしょうか?
・
・
・
お子さんの成長の節目に
・
手まりは女子のおもちゃとされていましたので
その成長の節目に贈られることもありました。
・
1歳のお祝い
3歳のお祝い
(5歳のお祝いは男子)
7歳のお祝い
13歳のお祝い
(一応、大人と同じ扱いになり昔は成人と扱われました。
男子は15歳で元服です)
・
そして新築祝い、昇進のお祝い
人生の節目にも手まりを贈りました。
それぞれの祈りを込めて、模様も選ばれたと推測します。
・
今では装飾的な物も多く
現代的な模様も増えていますが
祈りを込めた模様とその意味も解説できたらと思います。
・
・